「ヒーヒーホーホー、ヒーホーホー♪ シロガネゴケノ森ノ奥〜♪マンマルテッペン オ月サマ〜♪」 「ルフル、ただいま」 「ホ? セリウス!!オカエリ、ブジ、ヨカッタ!」 「・・・うん、大丈夫。ルフルは?」 「ルフル、ヴァレイニ入ッテキタ魔物、2匹ヤッツケタ!ルフル、スゴイ!」 「うん、凄い。さすがだ、ルフル。」 「ソウダロウ!」 「ルフルの育ててた、月野辺の花は、もう咲いた?」 「ン?アア、咲イタゾ。コッチダ。」 「・・・綺麗に、咲いた」 「ダロウ?傷ニ、ヨク効クゾ。イッパイ使エ!」 「でも」 「デモ?」 「こんなに綺麗な花、摘みたくないな・・・・」 「ソウカ?ヤッパリオ前、ヘンナヤツダ。」 「フン、死ナナカッタカ、バルス。運イイナ。」 「テメェ、帰ってきてその第一声がソレかよ!遠征疲れの俺に、茶の一杯でも出そうって気にならねーの?」 「ソンナモノ、アノ魔女ニ煎レテモラエバイイダロウ。」 「馬鹿!フェルリットを雑用なんかに使えるか!」 「ラフラ、ソンナ事知ラナイ。大体、ラフラ達モ、王都防衛デガンバッテル。 オマエダケガ、疲レテルンジャナイゾ。」 「んな事わかってるって。うるっせーなぁ。」 「オマエノホウガ、ウルサイ」 「・・・ほんっと、お前って、昔っから愛嬌ねーよな。幻術師の癖に。 ルフルを見習えよ。」 「オマエコソ、セリウスヲ見習エ。」 「「・・・・・・・・ムカツク」」 ------------暫くお待ちください 「バル兄。」 「・・・・・・」 「ラフラさん」 「・・・ホ。」 「お願いだから、帰ってくるたび、壁とか、お皿とか、壊さないでくれる? 直すの、ここにいる人達なんだよ?知ってるの?団長も疲れてるのに、いつも手伝ってくれてるんだよ? わかってるの?わかんないの?馬鹿なの?」 『・・・ヤバイ、ディルスのヤツ、キれてる・・・』 『ヒーホーヒー。ディルス、コワイ』 |