【幼馴染×2】







セリウスとルフル









「ヒーヒーホーホー、ヒーホーホー♪
 シロガネゴケノ森ノ奥〜♪マンマルテッペン オ月サマ〜♪」

「ルフル、ただいま」
「ホ? セリウス!!オカエリ、ブジ、ヨカッタ!」
「・・・うん、大丈夫。ルフルは?」
「ルフル、ヴァレイニ入ッテキタ魔物、2匹ヤッツケタ!ルフル、スゴイ!」

「うん、凄い。さすがだ、ルフル。」
「ソウダロウ!」
「ルフルの育ててた、月野辺の花は、もう咲いた?」
「ン?アア、咲イタゾ。コッチダ。」

「・・・綺麗に、咲いた」
「ダロウ?傷ニ、ヨク効クゾ。イッパイ使エ!」

「でも」
「デモ?」
「こんなに綺麗な花、摘みたくないな・・・・」
「ソウカ?ヤッパリオ前、ヘンナヤツダ。」
















バルスとラフラ





「フン、死ナナカッタカ、バルス。運イイナ。」

「テメェ、帰ってきてその第一声がソレかよ!遠征疲れの俺に、茶の一杯でも出そうって気にならねーの?」
「ソンナモノ、アノ魔女ニ煎レテモラエバイイダロウ。」
「馬鹿!フェルリットを雑用なんかに使えるか!」
「ラフラ、ソンナ事知ラナイ。大体、ラフラ達モ、王都防衛デガンバッテル。
 オマエダケガ、疲レテルンジャナイゾ。」

「んな事わかってるって。うるっせーなぁ。」
「オマエノホウガ、ウルサイ」

「・・・ほんっと、お前って、昔っから愛嬌ねーよな。幻術師の癖に。
 ルフルを見習えよ。」
「オマエコソ、セリウスヲ見習エ。」



「「・・・・・・・・ムカツク」」


------------暫くお待ちください


「バル兄。」

「・・・・・・」

「ラフラさん」

「・・・ホ。」



「お願いだから、帰ってくるたび、壁とか、お皿とか、壊さないでくれる?
 直すの、ここにいる人達なんだよ?知ってるの?団長も疲れてるのに、いつも手伝ってくれてるんだよ?
 わかってるの?わかんないの?馬鹿なの?」


『・・・ヤバイ、ディルスのヤツ、キれてる・・・』
『ヒーホーヒー。ディルス、コワイ』