【最終決戦!巨大ムイムイとの戦い編】 ブラッド:「セリウス、これ結構おいしいんだ。スルギのヤツ中々食べてくれなくてな。どうだ?おいしいか?」 セリウス:「・・・・・・むぐ。おいしい、です。」 ディルス:「…セリ兄…口からなんか、黒いもの見えてる…」(ひそひそ) ムルガ :「む。拙者思うに、団長の手にある皿に見えるあの黒と黄色のものは…」(ひそひそ) ゴゴゴゴゴ・・・ ディルス:「!!!あ・・・あれ、なに・・・!?」 ムルガ :「ム!!地面を黒い影がおおっていく・・もしや、魔物!」 貪食の抗体は世界を蹂躙し、あだなすものに襲い掛かるだろう。 全ての世界。砂褐色の空。鋼色の月。 鳴り止まぬムイムイを食す音。 その音に震え上がるサムライと魔騎士。 災いは巡る先に翼をおろし(略) ディ&ムル「うわああああ!!!」 めきょっ。 「ムーーーーーーイーーーーーーーーー」 「出たーーーーー!ちょ、でかっ!」 「ムイグス!? バカな!」 「ムイグス!?なんすかそれーーー!」 「団長! 指揮を!!」 「あ、ああ!!」 「ディルス! ムルガ!!」 「どうした兄者!?」 「セリ兄!! バル兄ーーーーー!!!」 「クッ。不覚…!」 大波乱。 「み、みんな!!お怒りを静める歌を歌って!踊りを踊って!!」 「「テルミンさん!!!」」 「さあ、みんな!!私に続くのよ!!!」 「「は、はいっ!!!」」 「いざ!右手と右足同時に上げて〜(くねくねくね)」 ・ミラノ騎士団は 招喚精霊(?)ネルゴーの案内人 を召喚した!! ・ムイムイに100のダメージ! ・団員達は 軽やかなステップ を手に入れた! 「ムイ! ムイムイムイーーーーー!!!」 ・ムイムイの攻撃! ・ブラッドは11のダメージを受けた! 「くっ、こうなったら最終手段だ!!」 「団長!」 「まさかアレを・・・!!」 「いかん!ブラッド殿、やめるでござる!」 「団長ーー!!!」 「みんな止めるなーー!パルプンテーーーー!!!!!」 みよよよーん。 ミラノ騎士団から ディルス・ムルガ・スルギ・ウェル が 異次元追放!!! 「だから言ったじゃん!だから言ったじゃん!!!」(泣きながらフェードアウト/ディルス) 「これも試練、か…」(何かを悟ったように/ムルガ) 「止めたのに…ブラッド殿は、どうしてああも頑固なのでござろうか…」(首を傾げつつ/スルギ) 「……なんで俺が…」(ぽつりと/ウェル) 「く! やったな、ムイムイめ!!」 「やったのは団長です…」 「…言わないであげて。真剣なんだから…」 「むいーーーー!!」 べしゃどしゃどさっ!! ディルス・ムルガ・スルギ・ウェルはどこかに落ちたようだ。 とても暗い。 スルギ :「ここはどこでござろう・・・。」 『ムゥイ〜〜〜・・・』 ディルス:「!!こ、声が反響してる・・・」 ムルガ :「まだいるでござるか!」 ウェル :「・・・・・・・・・」 ディルス:「・・・ちょっと待って。まさかこれムイムイの腹の中なんてオチじゃ」 ムルガ :「・・・・言霊は時に真実となる。ディルス殿、言ってはならん・・・」 むい〜〜むい〜〜ずしんずしん 遠くで団長が叫ぶ声がする・・・・。 恐るべし、ぱるぷんて。 「な!! あれは!」 「そんな!!」 愕然とする騎士団! そんな彼らの前に現れたのは!! 「むいぃ?」 ピンク色の巨大ムイムイ!(以下ムイ子) 「ムイムイ!」 「ムイィ?」 「ムィイ!!」 「ムイ」 なにやら会話をしている。 「団長!任せて!!!私が料理してあげるわ!!カモーン大鍋ーー!!!」 「はいっ、ティアル姉ちゃん!!!」 ドオオオオン。 「さあ、入りなさい!鍋の中に入りなさい!!」 しかしムイムイとムイ子は抵抗している。 ムイムイはムイ子を庇った!! 「問答無用ォ!!」 バシャーーーン ムイムイはだしを取られている!!! 「さて・・・・味付けをしようか・・・。」 ウィラン兄ちゃん(ていうかヴィトル兄弟)は辛いものがとってもお好き。 ・・・IN ムイムイ体内・・・ ディスル:「…ねぇ、なんか暑くない?」 スルギ :「…そういわれれば…なにやら、温度が…」 ムルガ :「…さっき、大鍋とか聞こえた気がしたでござるが…」 ウェル :「……なべ…って…」 「ふふふ…さあ、あなたも大人しくこのお鍋の中に入りなさい!」 「む、むぃぃ」(じりじり) ムイ子は怯えている! 「ムイッ!!(逃げるんだサヨコ!)」 「ムムッ!?(そんな、アキラさん!)」 「ムイムムムー!(さあ行け、早く行くんだ!生きていればまた会える!)」 「ムイィ・・(アキラさん・・・無事でいて・・!!)」 ムイ子、逃走成功。 ムイムイは湯だつ鍋に放り込まれた!!! ウィラン:「さあ、隠し味隠し味。(ドババババーーー)」 ウィラン兄ちゃんは辛いものが(略 ・・・再び IN ムイムイ体内・・・ ディルス:「やばいって!これやばいって!誰かパルプンテ使おうよ!」 スルギ :「アレはブラッド殿の特殊能力でござる!」 ウェル :「・・・・・諦めよう。次の世界に生きるんだ・・」 ムルガ :「ウェル殿ーー!!終末思考はいかんでござるよーーー!!」 フェル :「・・・・・かきまわすのは、わたしに任せてちょうだいな。」 フェルリット推参。 魔女+大鍋=最強 ディルス:「うわあ!?」 スルギ :「むっ!」 ムルガ :「こ、これは!」 ウェル :「…かきまわされてるな…」 ディルス:「冷静に言ってる場合じゃないよウェルー!!」 ムルガ :「さりとて焦ったところでさもありなん。むむ。いかがいたそう、スルギ殿」 スルギ :「むう…そうでござるな…ここは1つ、内より斬ってしまうか…」 ディルス:「ええ!?だ、大丈夫なの!?」 スルギ :「やってみるしかなかろう。では、同時に一太刀」 ムルガ :「うむ」 スル&ムル:「「せいっ!!」」 ピキンッ バルス :「? なんかムイムイ崩れてるぞ、フェル」 フェル :「そんなはずないわさ。って。あら?」 ディルス:「あっついしーーーーーーー!」(バシャバシャ!) スルギ :「これは盲点!」(バシャバシャ!) ムルガ :「しまったでござる!」(バシャバシャ!) ウェル :「…」(ぷかーん) ルーアン:「姉ちゃん…なんかウェル…様子が、変じゃない?」 ティアル:「そう?」 説明しよう!! 柄にもなくサムライコンビの見事な一閃に見惚れていたウェルは、口を開けたままだったのだ! つまり!! ・・・・ウィラン特製のからぁ〜〜いスープが、流れ込んでくるわけで。 ティアル:「大変!あがってあがって!茹っちゃうわ!!」 バルス :「ディルス、掴まれ!」 ディルス:「バ、バル兄〜〜!い、痛い!痛いよこのスープ!(涙」 ムルガ :「ウェル殿〜〜!しっかりなされよ!」 バルス :「そっちもひっぱるから手を貸せ!!兄者も手伝えよっ!せーのっ!」 ざばーーん。 ムルガ :「・・・い、一張羅が台無しでござる・・。」 ディルス:「・・・・う・・・スパイスのニオイが・・(ゲフ)」 ティアル:「ウェルー??・・・ダメだわ、気絶してる。」 ルーアン:「ほんとウェルは辛いの苦手なんだなあ・・・・。おいしいのに、兄ちゃん特製激辛ムイムイスープ。」 ブラッド:「旨い・・!このだし、ムイムイの触感、ベストマッチだ!ウィラン、お前は最高だよ!!」 ウィラン:「ありがと、団長。」 ミラノ騎士団=バカばっか。 |