【ミラノ騎士団食卓事情:02】







【最終決戦!巨大ムイムイとの戦い編】



ブラッド:「セリウス、これ結構おいしいんだ。スルギのヤツ中々食べてくれなくてな。どうだ?おいしいか?」

セリウス:「・・・・・・むぐ。おいしい、です。」


ディルス:「…セリ兄…口からなんか、黒いもの見えてる…」(ひそひそ)

ムルガ :「む。拙者思うに、団長の手にある皿に見えるあの黒と黄色のものは…」(ひそひそ)



ゴゴゴゴゴ・・・



ディルス:「!!!あ・・・あれ、なに・・・!?」

ムルガ :「ム!!地面を黒い影がおおっていく・・もしや、魔物!」



貪食の抗体は世界を蹂躙し、あだなすものに襲い掛かるだろう。

全ての世界。砂褐色の空。鋼色の月。
鳴り止まぬムイムイを食す音。
その音に震え上がるサムライと魔騎士。
災いは巡る先に翼をおろし(略)


ディ&ムル「うわああああ!!!」




めきょっ。




「ムーーーーーーイーーーーーーーーー」

「出たーーーーー!ちょ、でかっ!」











「ムイグス!? バカな!」

「ムイグス!?なんすかそれーーー!」

「団長! 指揮を!!」

「あ、ああ!!」

「ディルス! ムルガ!!」

「どうした兄者!?」

「セリ兄!! バル兄ーーーーー!!!」

「クッ。不覚…!」



大波乱。



「み、みんな!!お怒りを静める歌を歌って!踊りを踊って!!」

「「テルミンさん!!!」」

「さあ、みんな!!私に続くのよ!!!」

「「は、はいっ!!!」」

「いざ!右手と右足同時に上げて〜(くねくねくね)」



・ミラノ騎士団は 招喚精霊(?)ネルゴーの案内人 を召喚した!!

・ムイムイに100のダメージ!

・団員達は 軽やかなステップ を手に入れた!











「ムイ! ムイムイムイーーーーー!!!」



・ムイムイの攻撃!

・ブラッドは11のダメージを受けた!



「くっ、こうなったら最終手段だ!!」

「団長!」

「まさかアレを・・・!!」


「いかん!ブラッド殿、やめるでござる!」

「団長ーー!!!」


「みんな止めるなーー!パルプンテーーーー!!!!!」



みよよよーん。

ミラノ騎士団から ディルス・ムルガ・スルギ・ウェル が 異次元追放!!!



「だから言ったじゃん!だから言ったじゃん!!!」(泣きながらフェードアウト/ディルス)

「これも試練、か…」(何かを悟ったように/ムルガ)

「止めたのに…ブラッド殿は、どうしてああも頑固なのでござろうか…」(首を傾げつつ/スルギ)

「……なんで俺が…」(ぽつりと/ウェル)



「く! やったな、ムイムイめ!!」

「やったのは団長です…」

「…言わないであげて。真剣なんだから…」

「むいーーーー!!」



べしゃどしゃどさっ!!

ディルス・ムルガ・スルギ・ウェルはどこかに落ちたようだ。
とても暗い。



スルギ :「ここはどこでござろう・・・。」

『ムゥイ〜〜〜・・・』

ディルス:「!!こ、声が反響してる・・・」

ムルガ :「まだいるでござるか!」

ウェル :「・・・・・・・・・」

ディルス:「・・・ちょっと待って。まさかこれムイムイの腹の中なんてオチじゃ」

ムルガ :「・・・・言霊は時に真実となる。ディルス殿、言ってはならん・・・」



むい〜〜むい〜〜ずしんずしん

遠くで団長が叫ぶ声がする・・・・。
恐るべし、ぱるぷんて。







「な!! あれは!」

「そんな!!」


愕然とする騎士団! そんな彼らの前に現れたのは!!


「むいぃ?」


ピンク色の巨大ムイムイ!(以下ムイ子)


「ムイムイ!」
「ムイィ?」
「ムィイ!!」
「ムイ」


なにやら会話をしている。




「団長!任せて!!!私が料理してあげるわ!!カモーン大鍋ーー!!!」

「はいっ、ティアル姉ちゃん!!!」


ドオオオオン。


「さあ、入りなさい!鍋の中に入りなさい!!」

しかしムイムイとムイ子は抵抗している。
ムイムイはムイ子を庇った!!


「問答無用ォ!!」


バシャーーーン
ムイムイはだしを取られている!!!


「さて・・・・味付けをしようか・・・。」


ウィラン兄ちゃん(ていうかヴィトル兄弟)は辛いものがとってもお好き。




・・・IN ムイムイ体内・・・




ディスル:「…ねぇ、なんか暑くない?」

スルギ :「…そういわれれば…なにやら、温度が…」

ムルガ :「…さっき、大鍋とか聞こえた気がしたでござるが…」

ウェル :「……なべ…って…」


「ふふふ…さあ、あなたも大人しくこのお鍋の中に入りなさい!」

「む、むぃぃ」(じりじり)


ムイ子は怯えている!


「ムイッ!!(逃げるんだサヨコ!)」

「ムムッ!?(そんな、アキラさん!)」

「ムイムムムー!(さあ行け、早く行くんだ!生きていればまた会える!)」

「ムイィ・・(アキラさん・・・無事でいて・・!!)」


ムイ子、逃走成功。











ムイムイは湯だつ鍋に放り込まれた!!!


ウィラン:「さあ、隠し味隠し味。(ドババババーーー)」

ウィラン兄ちゃんは辛いものが(略




・・・再び IN ムイムイ体内・・・




ディルス:「やばいって!これやばいって!誰かパルプンテ使おうよ!」

スルギ :「アレはブラッド殿の特殊能力でござる!」

ウェル :「・・・・・諦めよう。次の世界に生きるんだ・・」

ムルガ :「ウェル殿ーー!!終末思考はいかんでござるよーーー!!」






フェル :「・・・・・かきまわすのは、わたしに任せてちょうだいな。」

フェルリット推参。
魔女+大鍋=最強












ディルス:「うわあ!?」

スルギ :「むっ!」

ムルガ :「こ、これは!」

ウェル :「…かきまわされてるな…」

ディルス:「冷静に言ってる場合じゃないよウェルー!!」

ムルガ :「さりとて焦ったところでさもありなん。むむ。いかがいたそう、スルギ殿」

スルギ :「むう…そうでござるな…ここは1つ、内より斬ってしまうか…」

ディルス:「ええ!?だ、大丈夫なの!?」


スルギ :「やってみるしかなかろう。では、同時に一太刀」

ムルガ :「うむ」

スル&ムル:「「せいっ!!」」

 

ピキンッ



バルス :「? なんかムイムイ崩れてるぞ、フェル」

フェル :「そんなはずないわさ。って。あら?」

ディルス:「あっついしーーーーーーー!」(バシャバシャ!)

スルギ :「これは盲点!」(バシャバシャ!)

ムルガ :「しまったでござる!」(バシャバシャ!)

ウェル :「…」(ぷかーん)

ルーアン:「姉ちゃん…なんかウェル…様子が、変じゃない?」

ティアル:「そう?」



説明しよう!!
柄にもなくサムライコンビの見事な一閃に見惚れていたウェルは、口を開けたままだったのだ!
つまり!!

・・・・ウィラン特製のからぁ〜〜いスープが、流れ込んでくるわけで。



ティアル:「大変!あがってあがって!茹っちゃうわ!!」

バルス :「ディルス、掴まれ!」

ディルス:「バ、バル兄〜〜!い、痛い!痛いよこのスープ!(涙」

ムルガ :「ウェル殿〜〜!しっかりなされよ!」

バルス :「そっちもひっぱるから手を貸せ!!兄者も手伝えよっ!せーのっ!」



ざばーーん。



ムルガ :「・・・い、一張羅が台無しでござる・・。」

ディルス:「・・・・う・・・スパイスのニオイが・・(ゲフ)」

ティアル:「ウェルー??・・・ダメだわ、気絶してる。」

ルーアン:「ほんとウェルは辛いの苦手なんだなあ・・・・。おいしいのに、兄ちゃん特製激辛ムイムイスープ。」

ブラッド:「旨い・・!このだし、ムイムイの触感、ベストマッチだ!ウィラン、お前は最高だよ!!」

ウィラン:「ありがと、団長。」




ミラノ騎士団=バカばっか。










多分3・4年前の某S氏とのメッセを見ていたら
こんなの見つけました。その2。
そういえばムイムイ食料ネタも盛り上がったよなぁ・・・(遠い目)
わりとはじけ気味の団員+OB・OG参加とやりたい放題です。

というわけで今回も。
スペシャルサンクス:某S氏!

08/08/01